「子どもにピアノを習わせたい」
「音楽を楽しみながら、集中力や考える力も育ってほしい」
「ただ弾くだけではなく、自分で考えられる子になってほしい」
そのように考えて、ピアノ教室を探されている保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ピアノは、音を出して楽しむ習い事であると同時に、楽譜を読み、リズムを理解し、指の動きを考え、音の流れを感じながら演奏する習い事です。
そのため、ピアノを学ぶことは、子どもの考える力を育てることにもつながると考えています。
ピアノは、ただ指を動かすだけの習い事ではありません
ピアノというと、まず「指を動かして曲を弾く習い事」というイメージがあるかもしれません。
もちろん、指を動かすことや、曲を弾けるようになることは大切です。
しかし、ピアノで本当に大切なのは、ただ音を並べることだけではありません。
楽譜を見て、音の高さを読み、リズムを理解し、どの指で弾くかを考え、どんな音で弾きたいかをイメージする。
さらに、曲の中でどこが大切な部分なのか、どこに向かって音楽が進んでいるのかを考えることもあります。
つまりピアノは、耳や指だけでなく、頭も心も使う習い事です。
ピアノは、音を覚えるだけの習い事ではありません。
楽譜を読み、動きを考え、音を聴き、自分で表現を選んでいく中で、考える力も少しずつ育っていきます。
「どう弾くか」を考えることが大切です
子どものピアノレッスンでは、正しい音を弾けるようにすることも大切です。
しかし、それだけで終わってしまうと、音楽の面白さは半分しか伝わらないかもしれません。
同じ音を弾いていても、強く弾くのか、やさしく弾くのか、なめらかに弾くのか、少しはっきり弾くのかによって、音楽の印象は変わります。
そのため、レッスンでは年齢や理解度に合わせて、
- このフレーズはどこに向かっているのか
- どこを少し大切に弾くと自然に聴こえるのか
- なぜここは弱く弾いた方がよいのか
- どうすれば次の部分につながりやすいのか
といったことも、一緒に考えていきます。
最初から難しい言葉で説明する必要はありません。
子どもには子どもに伝わる言葉で、「ここはお話が続いている感じ」「ここで少し明るくなる感じ」など、音楽の流れを感じられるように伝えていきます。
自分で考えて表現する力を育てる
私自身、小学生の高学年の頃に、バッハのインベンションをレッスンで学んでいました。
そのときに使っていた楽譜には、スラーや強弱記号が細かく書かれていませんでした。
先生からは、フレーズをどこで分けるのか、どこを強く弾くのか、どこを弱く弾くのかを、自分で考えて書いてくるように言われていました。
たとえば、曲の中でどこが一番大切な場所なのか。
そこに向かって音楽をどう盛り上げるのか。
その直前の部分は、あえて少し弱く弾いた方がよいのか。
そういったことを、自分で考える必要がありました。
当時は難しく感じることもありましたが、今振り返ると、先生はピアノを通して「自分で考える力」を育ててくださっていたのだと思います。
ただ先生に言われた通りに弾くのではなく、自分で考え、自分の耳で確かめ、自分の表現を作っていく。
これは、ピアノを学ぶうえでとても大切な経験だと感じています。
ピアノの練習には「要素分解」が必要です
子どものレッスンでも、大人のレッスンでも、私は「要素分解」が大切だと考えています。
要素分解とは、ひとつの大きな問題を、いくつかの小さな要素に分けて考えることです。
たとえば、「この曲が弾けない」と感じるとき、その原因はひとつとは限りません。
- 音が読めていない
- リズムが分かっていない
- 指番号が合っていない
- 手の移動がイメージできていない
- 片手では弾けるけれど、両手になると混乱する
- 曲の流れがまだつかめていない
このように、弾けない原因を分けて考えることで、何を練習すればよいのかが見えやすくなります。
子どものうちから、ただ「できない」と思うのではなく、「どこで困っているのか」を考える習慣がつくと、練習の質が変わっていきます。
「できないから、ただ何回も弾く」のではなく、
「なぜできないのか」「どこを練習すればよいのか」を考えること。
これはピアノだけでなく、勉強や将来の仕事にもつながる大切な考え方です。
苦手な部分を見つけて、練習の仕方を考える
ピアノの練習では、最初から最後まで何度も弾くだけでは、なかなか上達しにくいことがあります。
特に子どもの場合、弾けるところは何度も弾きたくなりますが、苦手なところは避けたくなることもあります。
しかし、本当に大切なのは、苦手な部分を見つけて、そこをどう練習するかを考えることです。
たとえば、
- 右手だけで練習する
- 左手だけで練習する
- 2小節だけ取り出して練習する
- リズムだけ確認する
- 指の動きだけ確認する
- ゆっくり弾いて、動きを確かめる
このように練習の仕方を工夫することで、少しずつできることが増えていきます。
これは勉強にも似ています。
苦手な単元があるときに、ただ問題集を最初から最後まで何度も解くだけではなく、どこが分かっていないのかを見つけて、そこを重点的に復習することがあります。
ピアノの練習も同じで、自分の苦手な部分を見つけ、どうすればできるようになるかを考えることが大切です。
復習のタイミングを考えることも、学ぶ力につながります
ピアノは、一度弾けたらそれで終わりというものではありません。
少し時間が空くと、せっかく弾けるようになった部分を忘れてしまうこともあります。
そのため、忘れないうちにもう一度確認することや、日を空けて復習することも大切です。
これは、勉強の復習にも通じる考え方です。
覚えたことを忘れにくくするためには、どのタイミングで復習するかが大切になります。
ピアノを通して、「できるようになったことを定着させるにはどうすればよいか」を学ぶことは、勉強のやり方を考えるきっかけにもなります。
もちろん、子どもに難しい理論を押しつける必要はありません。
ただ、レッスンや練習の中で「少し前に弾けたところをもう一度確認してみよう」「昨日できたところを今日も弾いてみよう」といった経験を積むことで、自然と復習の大切さを感じられるようになります。
音楽を通して、自己との対話も育っていきます
音楽は、他の人に聴いてもらうためのものでもありますが、自分自身と向き合う時間でもあります。
自分の音を聴く。
どこがうまくいったかを感じる。
どこをもう少し工夫したいかを考える。
こうした時間は、自分の演奏を少し離れて見つめる力にもつながります。
完全に客観的に自分を見ることは難しいかもしれません。
それでも、自分の音を聴き、自分の演奏を振り返ることは、音楽を学ぶうえでとても大切です。
子どもの頃から、自分の音をよく聴き、自分で考え、自分なりに工夫する経験を重ねることは、音楽だけでなく、さまざまな場面で役立つ力になると考えています。
ピアノは、正解を押しつけるだけの習い事ではありません
ピアノには、楽譜に書かれている音やリズムがあります。
その意味では、守るべき基本はあります。
しかし、音楽表現には、ひとつだけの正解があるわけではありません。
同じ曲でも、少し明るく弾く人もいれば、落ち着いた雰囲気で弾く人もいます。
フレーズの感じ方、音の強さ、間の取り方、響きの作り方によって、演奏の印象は変わります。
だからこそ、ピアノでは「どう弾きたいか」を考えることが大切です。
先生がすべてを決めるのではなく、生徒さん自身が少しずつ考え、選び、自分の音楽を作っていけるようになること。
それが、ピアノを学ぶ大きな価値のひとつだと思います。
MIYAKEピアノ&ウクレレ教室で大切にしていること
八幡市のMIYAKEピアノ&ウクレレ教室では、子どものピアノレッスンでも、ただ音を覚えるだけでなく、考えながら音楽を学ぶことを大切にしています。
楽譜の読み方、リズム、指の動き、練習の仕方、曲の流れ、音の表現。
そうした要素を、生徒さんの年齢や理解度に合わせて、できるだけ分かりやすくお伝えしています。
また、子どもだけでなく、大人の初心者の方や、久しぶりにピアノを再開される方にも対応しています。
ピアノを通して、音楽を楽しむこと。
そして、音楽を通して、自分で考える力を育てること。
その両方を大切にしながら、一人ひとりに合わせてレッスンを行っています。
八幡市で子どものピアノ教室をお探しの方へ
MIYAKEピアノ&ウクレレ教室では、音楽を楽しみながら、楽譜の読み方や練習の仕方、考える力も大切にレッスンしています。
「子どもにピアノを習わせたい」
「音楽を楽しみながら考える力も育ててほしい」
「大人になってからピアノを始めたい」
そのような方も、まずはお気軽にお問い合わせください。
